建築実例24 建築実例24

コンパクトな住まいでも実現できる
「吹抜けとオープン階段のある
24畳のLDK」

仕事としてたくさんの家づくりを手掛けてきた
セキスイハイムの社員・Wさん。
ご夫妻それぞれのご実家からも近く、子育て環境にも適した緑あふれる閑静な住宅地で、
奥様と力を合わせての家づくりを
スタートされました。
延べ床面積は110・59㎡とコンパクトですが、
驚くほど広がりのある暮らしが実現しました。
限られた敷地条件でも、理想の住まいを実現させる
秘訣を探りました。

お住まいについて

千葉県 Wさん

[家族構成]

2人(ご夫婦)

[延床面積]

110.59㎡

1階面積

56.96㎡

2階面積

53.63㎡

[主な仕様・設備]

太陽光発電

6.96kW

蓄電池

12.0kWh

快適エアリー

  • パルフェ
  • 2階建て
  • 太陽光発電
  • 快適エアリー
  • 蓄電池
  • 鉄骨系住宅

Wさん邸ムービー編

住まいづくりの最も大切なポイントはどこにありましたか?

暮らしの中心をLDKとして計画しました。1階の床面積の大半を占める24畳の広さです。敷地条件もあり、1階の床面積が56・96㎡ですが、大きなLDKを確保しています。入った瞬間の広がる印象にこだわり、対角線上に柱や間仕切りを設けない設計としました。「解放感のあるリビングにあこがれていた」との妻の願いにも応えることができました。妻がキッチンに立って家事をしながらでもリビングで遊ぶ子供の様子がひと目でわかり、また子供もママの存在が常に感じられる、妻も子供も安心して過ごすことができる空間となっています。

まもなくお子様のご誕生を迎えられるWさんご夫妻。

コンパクトな住宅でも吹抜けやオープン階段が可能なのは?

構造が頑強な鉄骨ユニットで、間取りの自由度が高いからです。一般的に住宅強度を保つには柱や壁が必要となりますが、鉄骨のユニット構造ではその自由度が高まります。我が家ではLDK空間の高さを強調するために、1階の天井高を250㎝にし、吹き抜けを2ヶ所に設けています。1つが南東面に設けたL字の大開口がつながるリビングの吹き抜けです。とても明るい空間になっています。

もう1ヶ所がオープン階段に設けた吹き抜けです。上階から差し込む光が、階段にオブジェのような浮遊感を与えています。このような吹き抜けを設けることで、横への広がりだけでなく、縦方向への広がりをもたらしてくれます。これも鉄骨ユニットの頑強さのおかげです。「コンパクトな条件下でも、広がりのある住まいを実現」できる重要なポイントです。
空間が広いと気になるのが空調効率ですが、建物自体の断熱・気密性能が高く、快適エアリーを導入していますので高効率で快適です。

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1階のフローリングに合わせホワイトの踏み板が採用されたオープン階段。ブラックの手すりが美しいコントラストを生み出しています。

高い空から陽の光が降り注ぐ吹き抜けのリビング。

モデルハウスのようにきれいな空間ですが片付く住まいの秘訣は?

実は夫婦そろって片付けがあまり得意ではないんです。これを解決するのが収納です。収納は多ければよいのではなく、人の動線を考えた適材適所の収納を設けることが大切です。玄関ホールには、お出かけ時に必要なモノや、買い物したストック用品などを収める収納があれば便利です。リビングには、そこで必要となる小物や掃除道具を収めるためにニッチを活かした小さな収納があれば、いつも片付ききれいな空間を保ちやすくなります。寝室にはやはり大きなウォークインクロゼットが欲しいですね。畳んだり、吊るしたり、かばんや小物にも対応できる工夫されたクロゼットがあれば、使い勝手が高まります。

テレビ背面の壁には、インテリアのアクセントとしてデザインタイルを採用。両サイドには収納を設けています。

住宅のプロがこだわった、家づくりのポイント

延べ床面積が110.59㎡の住まい
(1F:56.96㎡+2F:53.63㎡)。
コンパクトな床面積で実現させた、
こだわりの住まい計画。

狭小地でも大きなLDKは可能

鉄骨ユニット工法なら、柱や壁の制約が少ないので、大きな間取りを確保できます。開口も大きくとれますので、明るく広がるLDKが実現できます。吹き抜けを合わせれば、さらに縦方向にも広がる空間に。

玄関ホールが住まいの印象を決める

壁面にタイルを貼り、天井からは間接照明で照らし印象を強めています。吊収納カウンターの下部にも間接照明を組み入れて、浮遊感を演出。収納カウンターはギャラリースペースとして楽しめます。

階段下スペースを活かす

デッドスペースになりがちな階段下。一段掘り下げてタイルを貼った「くつろぎの空間」にしています。吹き抜けや地窓からの採光で明るい空間です。読書をしたり、ペットの居住スペースにもいいかもしれません。

階段下スペースを活かす

デッドスペースになりがちな階段下。一段掘り下げてタイルを貼った「くつろぎの空間」にしています。吹き抜けや地窓からの採光で明るい空間です。読書をしたり、ペットの居住スペースにもいいかもしれません。

高さのあるドアは天井高を強調してくれる

天井が高い空間は広がりを感じます。そこでドアもできるだけ高さのあるものを付ければ、さらに空間の高さが強調されます。

残念ながら、我が家の場合はもっと高さのあるドアを選択しておくべきでした。

残念ながら、我が家の場合はもっと高さのあるドアを選択しておくべきでした。

ドアでデザインの変化を楽しむ

一様になりやすいのがドアのデザインです。どこもかしこも同じデザインでは面白くありません。色や素材など工夫をすれば、暮らしも楽しくなるのではないでしょうか。

トイレ空間にこだわりたい

割と単調になりやすいトイレの空間。床や壁の素材で変化をつけたり、間接照明やミラーで演出したり。街のおしゃれなレストランやホテルのトイレのデザインも参考になりそうです。

空間デザインを考える

空間を占める面積が大きい壁・天井・床の素材や色目を基調にし、そこにアクセントとなるものを採り入れると空間に変化が生まれます。ここでは白い壁・天井とシックなオークの床を基調に、シャビー感のあるグレーのアクセントクロスを組み合わせました。

収納は隙間を活かす

暮らしのシーンの適材適所にちょっとした収納があれば、モノが散らからずに済みます。いつも片付く空間は快適です。

我が家でのこの収納は、上部の棚に問題があり、モノの出し入れに難ありです。棚位置を変更する予定です。

我が家でのこの収納は、上部の棚に問題があり、モノの出し入れに難ありです。棚位置を変更する予定です。

玄関収納はすごく便利

ストックするモノは、玄関収納に納めます。買い物後はそのまますぐに納めるので、とても便利です。玄関での収納スペースはぜひ確保したいです。

洗面脱衣室は大きくしたい

大きいと家事室としても使えます。物干しポールをつけて室内干ししたり、作業カウンターを造り付ければ、洗濯物を畳んだりアイロンがけしたりと家事効率も高まります。

室内干しはできるだけ大きな開口の前が良い

太陽光をたくさん取り込める場所が、よく乾くので最適です。

WICは収納方法に工夫を

大きなウォークインクロゼットを設けても、収納しにくかったり使い勝手が良くないと、いざ使う時に困ります。棚を設けるだけでなく吊るして仕舞うなど、事前に納めるモノの中身をよく検討して計画するのが肝心です。

キッチンのゾーニングは照明で演出

オープンなキッチン空間。壁面の天井部に間接照明で演出すれば、キッチンがスタイリッシュに引き立ちます。テーブルの天井から吊るしたペンダント照明もダイニングのゾーンを演出しています。

キッチンのゾーニングは照明で演出

オープンなキッチン空間。壁面の天井部に間接照明で演出すれば、キッチンがスタイリッシュに引き立ちます。テーブルの天井から吊るしたペンダント照明もダイニングのゾーンを演出しています。

掃除が楽なキッチンは助かる

ワークトップやコンロがフラットだと、サッと拭くだけで掃除が楽に。コンロ脇の壁面をタイルにすれば、油の飛び跳ねなどのヨゴレもお手入れが簡単です。

オイルガードは高さが低くても十分

我が家では全面を覆うオイルガードを設置しました。特注サイズのプロの調理場のイメージです。

しかしコストに問題が。結構高額です。低いもので十分だったと反省しています。

減災を考えた住まいづくりについて教えてください

この場所は千葉県の沿岸エリアにあり、震災による液状化などのリスクが想定され、その分、地盤改良には十分取り組んでいます。住宅を建てる前にハザードマップなどで土地をしっかり確認した上での対策が肝心です。我が家はさらに鉄骨ボックスラーメン構造で、繰り返しの地震にも安心できます。

また、頻発する台風などによる停電にも備えが必要です。太陽光発電と蓄電池を搭載し、災害時に家族を守ってくれる「自助」の備えが必要ではないでしょうか。いざという時に、TVやインターネットが使え、携帯電話が充電でき、コンロや炊飯器で食事が摂れる、日常とほぼ変わらない生活を送れることが、家族の命を守ることにつながると思います。
※同時に使用できる電力には制限があります。蓄電池の残量がないと復旧しません。また、事前に計画したスイッチ・コンセントでのみ電力使用が可能です。天候等の条件によっては十分に電力が使えない場合があります。

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バーベキューができるウッドデッキ。家を建てる際、奥様の必須条件だった念願のスペースです。

在宅ワークの際、一日中こもっていてもストレスなく取り組めたというWさん。この部屋で資格の勉強などにも励んでいるそうです。

HEMSを導入すれば、電気の使用状況や、売電と買電の収支をスマホ・タブレット・PCで手軽に確認できます。

夫婦で力を合わせた住まいづくり

住まいの間取りのイメージは奥様が描かれ、それを基にWさんがプロの立場で実際に形にしていかれたそうです。デザインは奥様がアパレルのお仕事でのセンスを活かして主導されました。グレーを基調カラーとし、キッチン周りやダイニングセットなどにブラウン系のカラーをプラスし、空間全体の色数を最小限に抑えたコーディネートです。

「子供の誕生前に家が完成して本当に良かったです。理想の住まいになりました」と奥様。幸せいっぱいのWさんご家族の暮らしが始まりました。

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玄関の壁には奥様がSNSで見つけ一目惚れしたモザイクタイルを設置。

外壁にはレジデンスGタイルを採用。周辺の自然とのコントラストを意識して選ばれました。

外壁にはレジデンスGタイルを採用。周辺の自然とのコントラストを意識して選ばれました。

これから家づくりを
お考えのみなさまへ

近年、地震や台風などの災害に備えて、エネルギーの自給自足を目指した住まいづくりが注目されています。万が一、災害が発生した際も暮らし続けられるように、住まい自体がシェルターとして機能することを求められているようです。

さらに、今回の新型コロナウイルスの感染問題をきっかけに在宅ワークに適した家づくりの必要性も高まっています。私自身、今回この家で在宅ワークに取り組みましたが、あらためて住まいの重要性を知る良いきっかけになりました。

これからも新たな発想と工夫で、ご家族の安全を守り、便利で快適に暮らせる住まいづくりを考えて取り組んでいきたいと思います。

間取り図

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