男性育休取得者インタビュー

育児休暇を取得した男性社員の
ご夫婦に話を伺いました。
育児休暇を取得した経緯や感じたことについて
語っていただきました。

ご家族プロフィール

ご主人
2011年入社(12年目)
東京セキスイファミエス 神奈川支店所属
リフォームコーディネーター(リフォーム営業)
奥様
2014年入社(9年目)
東京セキスイファミエス 企画部
スタッフ
お子さん
2021年8月生まれ(女の子)

育休取得を決断するまで

ご主人 夫婦2人とも実家が遠く、且つどちらの両親も働いており頼ることができなかったため、里帰りが難しいことによりワンオペ育児になると、育児に関するすべての負担が妻にかかってしまうと思ったことから取得を決意しました。
妻に育休を取得することを伝えると驚かれました。

奥様男性育休を取得した人を周りで見ていなかったので、まさか取得すると思わず、取得して欲しい。とお願いしていたわけでもなかったので、取得すると聞いた時には嬉しかったです。

ご主人 取得にあたって、まずは上司に相談したところ、快く応援してくれて安心しました。ただ、取得に向けて何をすべきかわからなかったので、上司と一緒に社規則を読みました。(笑)
初めての育児なので、取得期間もどれくらい必要かわからなかったのですが、「1ヵ月取れればいいな。」くらいに思い上司に相談すると、上司も育児を経験していたことから「1ヵ月では短いのでは?2ヵ月くらいは必要だと思う」とアドバイスを頂けて、2ヵ月間取得することを決断しました。

男性育休取得に対しての
周囲の反応は?

ご主人 後輩から、私が育休を取得したインタビューを見て「取得を決断しました」と言ってもらえたのは嬉しかったです。

奥様 お互いの両親に報告したら、「男性が育休を取れるなんて良い会社だね」と感心されました。
友人にも主人が育休を取ることを話したらとっても驚かれて、改めて良い会社なんだと感じることができて嬉しかったです。

2ヵ月の取得期間はどうだった?

ご主人 「育休」とは言うが「休み」ではないと感じた。
初めての育児だったので、夫婦で毎日必死。本当に大変でした。

奥様 産後1ヵ月でやっと産後の体調も落ち着いてきてはいましたが、基本はずっと寝不足でした。
また、1ヵ月検診までは子供は外出ができないので、実質私も外出ができない状況で。
なので、主人がいなかったら、買い物にすら行くことができなかったので本当に助かりました。
寝不足で辛い中、夜中に何度抱っこで寝かしつけても布団におろすと起きて泣いてしまうことが多く、私も限界で主人に寝かしつけを変わって欲しいとお願いしたこともありました。
育休を取得してなかったら、主人に対して「明日は仕事だから、しっかり寝て休んでもらわないと」と思い、なかなかお願いできなかったと思います。
育休中だからこそ、「少し変わってほしい」とお願いすることができたのは体力的にも精神的にも本当に大きかったです。

初めての育児なので、育児だけで1日終わってしまい家事をする時間は本当にありませんでした。なので、相談して私ができない家事を主人に担ってもらいました。

ご主人 私は一人暮らし経験も長かったことから、家事はわりと問題なくできました。

奥様 こんなに家事ができるのか!と新たな発見でした!改めて頼れる人だと感じることができました。
今後、私の職場復帰を考えたときに、いずれは必ず家事の分担をする日がくるので、育休中に主人が家事をどれくらいできるかの確認もできたことは本当に良かったし、今後の準備にもなりました。

ご主人 育児休業取得を決めたのが出産の1ヵ月前だったので、そこから引継ぎはバタバタしましたが、お店のメンバーのサポートもあり、予定通りに育休に入ることはできました。
正直、育休中も社用携帯に連絡が来ることは覚悟していましたが、想像以上に連絡が来なかったことはとても助かりました。
自分の知らないところで、メンバーが相当助けてくれたと思うと感謝しかないですね。

あと、産後妻の体力が回復してからは、1ヵ月に1度、妻が自由に過ごせる「フリーday」を作りました。
その日は、私が子供の面倒を1日見て、その間に妻は美容院に行ったり、外食したりして、リフレッシュできるといいなと。

奥様 「フリーday」は本当に嬉しかったです。一緒に育児をしてきた時間があったからこそ、安心して主人に子供を任せることができました。 多分、育休を取得してなかったら、1日主人に子供を任せるのは心配で、外出しても「ごはん食べさせたかな?」「おむつ替えてくれたかな?」と気が気じゃなかったと思います。(笑)
それに、育休期間があったから、主人と子供との時間も多かったので、1日私が外出する時も「ママじゃなきゃ嫌!」となることもなく、パパと仲良くお留守番してくれました。

育休明けの復帰後、
変わったことは?

ご主人 一緒に育児を経験できたからこそ理解できることは増えましたね。
一つはやっぱり子供に対しての理解ですね。
日中の子供と妻の様子を見ていたので、どんなに片づけても子供はすぐに散らかすものだとわかりました。(笑)
育休を取得してなかったら、仕事から帰ってきて家が散らかっていたら、「こんなに散らかってて、昼間、何してたの?」と平気で言っていたと思います。(笑)

それに、営業しているときにも、お子さんがいるお客様の気持ちに寄り添えるようになりました。 つい先日もお打合せ予定のお客様にお子さんがいらっしゃって、「子供が小さいから打合せがなかなできない」と言われました。
昔の私なら「子供がいても1時間くらい打合せできるでしょ」と思っていたと思います。(笑)
でも、子供はじっとしていられないし、よく泣くので、お客様の言葉を今ならすごく理解できます。

あと今は、もうすぐ保育園が始まるので、子供を早く寝かさないと。と思って、早く帰るように努力しています。やっぱり私が遅く帰ってくると、子供を起こしてしまうことがあるので、早寝早起きのリズムを乱してしまうんです。
育休を取得してなかったら、もっと子供との時間がほしいと思って、帰宅後に子供を起こして、遊んでいたかもしれません。(笑)
でもやっぱりそこは「子供のために」を考えるようになって、仕事で帰りが遅くなってしまったときは、そーっと帰宅して、一人静かに寂しくご飯を食べています。(笑)

奥様 子供のことを第一に考えてくれて、本当に助かっています。
これから夫婦喧嘩をすることがあっても、育休期間中の感謝を思い出せば許せちゃうと思います(笑)

初めての出産と育児で、両親にも頼れず不安は大きかったが、主人が育休を取得してくれたことで、夫婦2人で一緒に協力して頑張ったという経験が、夫婦の絆を深めたと感じています。
少し恥ずかしいですが(笑)

当社を志望する学生さんに
向けてのメッセージ

ご主人 男性の育休取得だけではなく、私が入社した頃よりも働き方全体が変わってきたと感じます。 営業として、求められることはもちろんありますが、昔のようにただ長時間労働が良しとされる時代ではなくなってきています。

上司も家族との時間を大切にしていて、仕事もプライベートも充実している姿を見ると家族がある身としては安心できます。

それに、当社は有休取得しやすい環境があると感じています。
ファミエスでは22年度から営業の日曜休みも導入されたので、これから子供が大きくなって、子供の行事等があるときには日曜休みが有難いと感じるときが来ると思います。

育児に対しても、それぞれご家庭の事情があるので、男性育休を絶対取った方がいい!というわけではありませんが、取得したからこそ気付けることはたくさんありましたし、男性育休取得を応援してくれる上司やメンバーがいる会社であることは、結果として安心して長く勤められる会社だと思いました。