建築実例13 建築実例13

代々住み継がれてゆく
上質さを追求するトータルデザイン

見事な枝振りの桜や楓が、
重厚感あふれる邸宅に趣を添えるS様邸。
デザイン性と機能性の両立が評価され、
インテリアデザインコンテストで
全国1位に輝きました。

お住まいについて

S様

[家族構成]

3人(ご夫婦・子ども1人)と愛猫2匹

[延床面積]

226.00㎡

1階面積

138.05㎡

2階面積

87.95㎡

[主な仕様・設備]

太陽光発電

8.96kW

蓄電池

HEMS

快適エアリー

  • ドマーニ
  • 2階建て
  • 太陽光発電
  • 蓄電池
  • 快適エアリー
  • 鉄骨系住宅
  • ペット

暖かさと明るさに加え
空気のきれいな住まいを

約400坪の広い敷地に、母屋とご自宅が並んで建つS様邸。建て替えを考え始めたのは、築40年を超えるご自宅に不便を感じるようになられたためです。とりわけ寒さと暗さは悩みの種で、加えて増改築を繰り返したことで、地震などの災害にも強度面の不安を感じていらっしゃいました。

当面は時間をかけてゆっくりと構想を練るつもりで、最初は何気なく展示場を訪れ、たまたまセキスイハイムのモデルハウスを覗いてみたのだそうです。
「夫婦揃って花粉症に苦しんでいたので、快適エアリーで花粉を99.9%カットできるという話に衝撃を受けました。3日後に再訪し、工法や地震対策などを詳しく伺い、その場でセキスイハイムさんにお願いしようと即決しました。」

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敷地の北・西・南の3面が道路に接した立地を活かし、北側に駐車場と通用口、日当たりの良い南側にお客様をお迎えするアプローチとお庭を計画しました。

歳月を経るほど味わいが増す
スケールの大きいプラン

ご主人は、住まいづくりに確固たる哲学をお持ちです。

「一つは、建てる時は予算に左右されないこと。最初にしっかりしたものをつくれば、後から改装を繰り返す無駄がなく、歳月を経るほど味わいが増します。もう一つは、2世帯3世帯で住める大きな家をつくること。小さな家に核家族で住むのではなく、親、子、孫が一緒に暮らすのが本来のあり方です。」
加えて奥様は、手工芸をご趣味とされ、ご自身でデザインした家具をあつらえるなど素晴らしいセンスの持ち主でいらっしゃいます。ご主人は、奥様のアイディアを最高の形で実現させようと優しく後押しされました。
かつて、S様邸のお庭は北側と南側に分かれていましたが、今回は北側を駐車場とし、桜や楓がある南側にお住まいの顔となるお庭とアプローチをプラン。また、敷地3面が道路に面していますが、ご主人のご希望により天然石の塀をぐるりと廻らせる贅沢なエクステリアが計画されました。
正門前には色も形もとりどりの天然石が敷き詰められ、優雅な門扉の先には、ゆるやかにカーブするアプローチで、訪問への期待が高まります。

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ご主人のご希望でアプローチ幅を1.5メートルとり、お手入れが楽な植栽計画を立てました。

自然石の塀を巡らせた贅沢な眺めは圧巻で、歳月を重ねるほど味わいが増します。

素材感とデザインを極めた
陽射しが降り注ぐリビングと
秋田杉仕上げの本格和室

玄関を開けると、壁面の大谷石と間接照明が高級感を醸し出し、正面のクォーツタイルや和室の障子も凛とした佇まい。広い土間収納や玄関ホールなど、どこもゆとりに満ちています。

LDKは、吹き抜けのあるリビングに燦々と陽射しが降り注ぎ、その開放感にため息がもれるほど。「できるだけ光の入る明るい家にしたくて、吹き抜けの2階部分にも大きな窓をつけたのがこだわりです。」と、ご夫妻は声を揃えます。
テレビボードや飾り棚の壁面には、消臭・調湿効果の高いエコカラットとモザイクタイルを組み合わせ、デザイン性と機能性を兼ね備えた演出がなされています。また、リビングとダイニングの間にサイドボードを置き、両側に飾り柱を立てて空間を切り替えるアイデアも印象的です。
ダイニングの西側には格子戸があり、奥様用のコンパクトな書斎スペース。ここでワンクッションおいて、その先に風格のある和室が姿を見せます。
和室は仕上げ材に秋田杉を用い、アクセントに欅(けやき)を使用。天井の照明カバーや障子に使われているのは、ワーロン紙という破れにくく燃えにくい優れた素材で、美しい風合いが魅力です。
また、和室中央の掘りごたつも大のお気に入りのご様子で、「年配のお客様が見えても楽に腰掛けられますから、とてもいいですね。最近、底に畳を敷いてみたんですよ。」と奥様。これなら、夏場も足元に爽やかな畳の感触を楽しめる工夫により、掘りごたつを年間通してご活用されています。

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開放感と落ち着きを両立した吹き抜けのあるリビング。LED照明を効果的に配置しました。

吹き抜けの1・2階に連続する大きな窓には、防犯用センサーライトを装備しました。

高級感のある大谷石と機能性を備えたベンチで玄関を構成しました。

風格ある和室は、お仏壇を中心として左右非対称に演出しました。光天井は、部屋全体を柔らかな明かりで包み込みます。

サンルーム付きの寝室に
猫ちゃんの部屋など
楽しいプライベート空間

ダイニング東側、アーチ状の室内開口の先はプライベート空間です。

主寝室は、ご主人のお好きなグリーン系のクロスがやすらぎを誘います。納戸、クローゼット、壁面収納、カウンターデスクなどが備えられ、使いやすそう。さらに、テラスにつながるサンルームがついており、「洗濯物が干せるし、目隠ししたいときはスライディングウォールを閉めれば大丈夫。とっても実用的なんですよ。」と奥様もうれしそうです。
寝室の向かい、階段下にあるのは猫ちゃんの部屋。ベッド、トイレ、爪研ぎ、ステップなどが備えられ、換気扇もついて至れり尽くせり。「床がタイルなので水拭きができてありがたいですね。」と奥様目線で便利さを教えてくださいました。

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日当たりが良くお庭も眺められる主寝室。お風呂やトイレへの動線、収納計画にも配慮しています。

階段下スペースを活用し、猫ちゃんのお部屋を設けました。

アーチ状の室内開口の先にプライベート空間を集約して配置しました。

寝室のサンルームとテラスは同じタイルを敷いて模様も連続させ、内外の空間のつながりを演出しました。

2階はご長男の将来に備え
暮らしの変化に寄り添う
フレキシブルな空間に

「階段は傾斜をなだらかにしてもらいました。下から見上げた時の眺めも気に入っていて、ちょっと学校っぽいでしょう(笑)。」と奥様。確かに、手すりの木製子柱が規則正しく並んだ眺めは、どこか懐かしい温もりを感じさせます。

2階はご主人の哲学である「親子代々住み継ぐ家」を具現化するため、現在留学中のご長男の部屋を中心に、やがて結婚されお子様が生まれた後もフレキシブルに活用できるよう計画されています。たとえば、現在第2のリビングとしてお使いの日当たり抜群のホールは、将来的にはお子様の部屋とする予定です。
また、和室は1階とコンセプトを変えてモダンなしつらえにしました。一枚板の杉にイチョウの葉を透かし彫りにした飾り板、壁に貼った手すき和紙など、上質な素材と遊び心のあるデザインを大胆に取り入れています。
このS様邸は、「インテリアデザインコンテスト」(セキスイインテリア主催)で全国1位に輝きました。デザイン性と機能性の両立に加え、インテリア担当の吉田さんがヒアリングを重ね、施主様と一緒につくりあげたところが高く評価されたそうです。

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階段は北側ですが、吹き抜けとスリット窓、手すりのデザインなどにより開放的な空間となりました。

将来的にご長男のお子様の部屋とする予定の空間を、当面はセカンドリビングに。邸内の床は、猫ちゃんの爪で傷がつかないようコーティングを施しました。

吹き抜け周りは、1階から見上げた眺め、2階から見下ろした眺めを考慮してデザインしています。

快適エアリーの効果で
別天地のような住み心地
お庭の桜も祝福

完成した新居にご入居されたのは、寒さが続く2月。セキスイハイムを選んだ決め手ともなった快適エアリーの効果について、まず冬期の住み心地を伺いました。奥様は「まるで別天地です。以前の家とは全然違うやわらかい暖かさですね。」、ご主人は「家中、廊下もトイレも温度差ゼロ。これはすごいことだし、とてもありがたいです。」と、ご夫妻とも感激のご様子です。

続けて空気環境について尋ねると、「今年は花粉症の症状がほとんど出なくて楽ですよ。空気がきれいな家で一生暮らせるのはうれしいですね。いいお水は買えるけれど、きれいな空気は買えませんから。」と奥様。ご主人も「もっとPRすべきですよ。」と絶賛してくださいました。
家づくりを振り返ってのご感想は、「満足しています。これ以上、何を求めればいいのかなと思うくらい。」とご主人からうれしい言葉を頂戴しました。そして最後に、春の素敵なエピソードをご披露くださいました。「桜を植えて16年経ちますが、今までにないくらい今年が一番きれいに咲いたんですよ。」まるでお庭の桜が、お住まいの完成を華やかに祝ってくれたようです。

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モダンな和室は、奇をてらわずシンプルでデザイン性の高い空間づくりを心がけました。

階段ホールに、調湿・脱臭効果のあるエコカラットでウォールアートを作成しました。

間取り図

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