3つの暮らしが滲み合う家
必要なときには扉を開け、気兼ねなく言葉を交わせる距離感が心地いい住まい。
個々の居場所が大切にされていながらもつながることを自然に受け入れられるデザインが、
お互いの住まいを流動的に行き来しながら、大きな家族として暮らす愉しさを生み出している。
 
                     
                     
                    自由を感じる距離感
                            高さ方向の広がりを生む勾配天井とこの家の堅牢さが表出したかのような梁を見せ場とする施主様宅のLDK。
                            視線の通り道をつくりながら、確かな存在感によって空間と空間の距離をとる柱間の収納、
                            猫たちが自由に過ごす壁面のキャットタワーが、この住まいに息づく贅沢なゆとりを際立たせている。
                        
 
                     
                     
                    機能と美が共演する舞台
                            木調の下がり天井によって演出されたキッチンや深みのある面材で統一された壁面のビルドイン収納。
                            空間のトータリティを意識した細部へのこだわりが、美しさと機能を静かに並び立たせている。
                        
 
                     
                     
                    ひとりを愉しむコントラスト
ご主人のお部屋には日々を癒すリゾートホテルのような開放感を。奥様のお部屋には、心身を整えるためのヨガスペースとアーチ型のクローゼットを。そして、お子様のお部屋にはドラムを思う存分練習できるスペースを。豊かなつながりをもつ住まいだからこそ、それぞれのプライベートな時間とより深く向き合えるように。
 
                         
                         
                    和室の先にある実家
                            ナチュラルな木目と白を基調とした健康的な印象のリビングが広がるご両親の住まい。
                            施主様宅との間に双方からつながる和室を設けることで、それぞれの暮らしの境界に適度な距離感を演出している。
                        
 
                         
                         
                    重なり合う暮らしのレイヤー
弟様ご家族の住まいには、奥行きある空間の広がりの中に、暮らしと子育て、仕事と趣味が曖昧につながる気持ちよさを。施主様宅との間に双方からアプローチできる収納スペースを設けることで、お互いのお子様が兄弟のように過ごせる環境を整えている。
 
                         
                        人を招く住まいのかたち
施主様ご家族の住まいにはフィットネススタジオ、弟様ご家族の住まいにはネイルサロンを併設。それぞれの奥様がゲストを迎え入れるための空間が、3世帯が暮らす大きな家に、シンプルな住居とはひと味違うアットホームな包容力を生み出している。
DATA
| ●家族構成 | / | 長男ご夫婦、子供1人、 | 
|---|---|---|
| 次男ご夫婦、子供2人、 | ||
| ご両親 | ||
| ●敷地面積 | / | 828.69㎡ | 
| ●床面積 | / | 1階:194.87㎡ | 
| 1階:194.87㎡ | ||
| 延床:369.36㎡ | 
DESIGNER
 
                            ハイムデザインオフィス デザイナー
川﨑 祐一
一級建築士/一級建築施工管理技士/造園施工管理技士ニ級
ご家族9人それぞれがお持ちの新居での取り入れたい生活シーンの具現化と、またとても仲の良い3家族の距離感の設計を大変ご評価頂き、デザイナー冥利に尽きる実邸となりました。
