CASE-03 光が綾なす二世帯の家

窓のある三角屋根の吹き抜けを
天然の照明装置としてデザインした住まい。
太陽の動きに合わせて移ろう光が、
ダウンライトのないリビングに
柔らかな表情を演出している。

さりげない美意識。

二世帯住宅にふさわしいゆとりある玄関。素材を限定した空間に地窓から漏れる光がアクセントを添えている。

気配のある空間。

1階のリビングは、テラスの気配がそばにある空間。刻々と移ろう緑の色合いと木漏れ日が、さりげない光のドラマを演出する。

光と競演する素材。

濃緑のタイルを主役に色と素材を選定した1階のキッチン。折々の光に呼応しながら多彩な表情を見せてくれる。

光と影を映す背景。

2階のキッチンには、光と影の背景となる色あいを。自然光や照明の明かりに合わせ、目に愉しい変化が続いていく。

小さな居場所。

段差によって演出された緩やかな境界。そこは、格子を透かす優しい光の中で、家族とつながりながら籠もれる場所。

光と広がりを感じる工夫。

子供部屋のある2階の中央に南の空を取り込むバルコニー。ウチソト一体の空間に健やかな光が溢れている。

風景の切り取り方。

3階の一部に三角屋根を設けた外観デザイン。印象的なスカイラインが、低層の住宅街に馴染みながら映えている。

DATA

家族構成 ご両親、ご夫婦、お子様、小型犬
敷地面積 235.21㎡
床面積 1階:106.13㎡
2階:103.25㎡
延床:209.38㎡

DESIGNER

ハイムデザインオフィス マイスター

櫻井 裕昭

一級建築士 / 一級建築施工管理技士 /
二級愛玩動物飼養管理士

住宅のテーマとはコミュニケーションの空間(コーナー)を創造することである。コーナーを作ることで生活の様々なシーンが生まれ、その一つ一つの連続が人の好奇心を駆り立て、豊かな生活が生まれると考えています。

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