住まいの品質

健康的な住環境について考えてみよう

超高齢化の進行や感染症の流行などを背景に、健康への関心が幅広い層で高まっているように思います。健康的な食事や適度な運動といった生活習慣の改善の他にも、ウイルスやアレルギー原因物質を持ちこまないように心がけるなど、住まいの中の環境にも注目してみるのはいかがでしょうか。

多くの人が気にしている空気の質と睡眠の質

コロナ禍をきっかけに、これまで以上に「感染対策」「免疫力」「健康管理」といった言葉を耳にする機会が増えたように感じられます。身の回りでも健康的な食生活や運動を心がけている人が増えたような気がしませんか。そんな今、生活環境を健康的に整えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

住まいの空気の汚れには外からの花粉や排ガスなどのほか、ダニ・カビなど室内で発生するものもあり、これらの発生は湿度とも関係があります。積水化学工業株式会社住宅カンパニーの調査研究機関である(株)住環境研究所のアンケート調査では、半数以上の世帯にアレルギー症状のある人がいて、若い世代ほど室内の空気の質に関心が高いことがわかりました。(※1)

また、睡眠に関する調査では、30代、40代、50代の約4割が「睡眠時間が足りていない」「起きた時すっきりしない目が覚めない」など睡眠に不満があることがわかりました。さらに睡眠に不満のある人では、睡眠中に聞こえる音が気になっている人、寝室の暑さ寒さに不満のある人の割合が高いことなどが明らかになっています。(※2)

上記から、室内の環境は家の性能や設備の設計とも大きな関係があるため、これからの住まいづくりにおいて重要な視点のひとつといえます。

※1:「住まいにおける空気質と健康配慮」調査(2012年2月発表)より
※2:「睡眠状況に関する実態調査」(2019年3月発表)より

セキスイハイムがこだわる空気の質と温熱環境

セキスイハイムでは、長年の研究をもとに、換気と空気の質にこだわった住まいづくりを行っています。

換気は、「第一種換気」と呼ばれる排気・吸気ともに機械で行う方式を採用。外部からの空気は、空気浄化力と耐久性を兼ね備えた3層フィルターにより、花粉・粉塵・二酸化窒素(NO2)等を大幅に除去したきれいな空気になって屋内に取り込まれます。

さらに、熱交換システムにより、外気は室温に近い温度に調整されてから室内に取り込まれるため、換気による熱のロスが抑えられます。窓を開けて換気する場合のような急激な室温変化がなく、室内はずっと快適です。

高い断熱性•気密性をベースに、空気の流れをコントロールしているセキスイハイムの住まいは、居室だけでなく廊下•階段•洗面室なども含めた住まい全体の温度差が抑えられています。

強靭な建物を面で支えるベタ基礎の基礎断熱も、室温の安定に貢献しています。一般的な基礎にある通風孔がなく、床下は外気の影響を受けにくい構造となっています。

窓を開けなくてもきれいな空気と快適な温度・湿度で生活できることは、生活の質の向上につながります。医師に対して行ったアンケートでも、「『快適エアリー』『空気工房』を搭載した住まいは、健康的な生活をサポートしますか?」という質問に、「とてもサポートする」という回答が50%、「ややサポートする」が47%となり、前向きな評価が97%に達しました。(※4)(※5)

※4:AskDoctors評価サービスを利用したアンケートの結果
※5:当社住宅は、健康的な生活をサポートするものであり、居住することでアレルギー等の治癒や改善、予防等がされるものではありません。

あとがき

空気の質や温熱環境は目に見えるものではないので、住まい選びでは価格や間取りほど意識しづらい部分かもしれません。住宅展示場や分譲地などで展示物や実際の住まいを見てみると、工法や設備にいろいろなこだわりがあることがあり、体感的に違いを感じることもできます。ぜひ一度足を運んでみてください。

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